专利摘要:
本発明は、車両の操舵リンク装置に関し、この操舵リンク装置(31)は、第1のドラッグリンク(32)と、補助操舵シリンダ(34)と、第2のドラッグリンク(38)とを備え、補助操舵シリンダ(34)は貫通ピストン・ロッド(36)を備え、第1のドラッグリンク(32)は、操舵ギヤ(10)のガイド・アーム(12)と貫通ピストン・ロッド(36)の第1の端部(35)との間に配置され、第2のドラッグリンク(38)は、車両の操舵可能な車輪(48、50)と貫通ピストン・ロッド(36)の第2の端部(37)との間に配置され、それによって、車両の操舵可能な車輪(48、50)が操舵ギヤ(10)を介して操舵されることを可能にする。
公开号:JP2011513122A
申请号:JP2010548642
申请日:2009-02-16
公开日:2011-04-28
发明作者:カールソン、ペーター
申请人:スカニア シーブイ アクチボラグ;
IPC主号:B62D7-20
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1の序文による車両の操舵リンク装置に関する。]
背景技術

[0002] 多くの大型車両には、操舵可能な車輪を有する車軸が1つ以上設けられている。たとえば操舵可能な車輪を有する2つの前車軸などである。車両の前部から数えて第2の操舵可能な車軸に付いた車輪が、通常、操舵ギヤのドロップ・アームに連結されたリンク装置を介して操舵される。リンク装置は、ドラッグリンクと、車両のフレーム上のブラケット内に支持される中間ドロップ・アームとを備える。第2の操舵可能な車軸に付いた車輪の操舵に十分な力を与えるように、補助操舵シリンダが中間ドロップ・アームに連結される。その理由は、操舵ギヤは、第1の操舵可能な車軸に付いた車輪を操舵するのに十分な力のみを有するからである。]
[0003] 上記のように、操舵可能な車輪が配置された2つの操舵可能な前車軸を備えた車両の問題は、関連する中間ドロップ・アームを備えたリンク装置が多くの空間を占有し、同時に、中間ドロップ・アームが、関連するフレーム軸受の潤滑の形態のメンテナンスを必要とすることである。]
課題を解決するための手段

[0004] 関連する中間ドロップ・アームを備えたリンク装置が多くの空間を占有し、同時に、中間ドロップ・アームが、関連するフレーム軸受の潤滑の形態のメンテナンスを必要とするという問題は、請求項1の特徴部分による操舵リンク装置によって、本発明によって解決される。]
[0005] 補助操舵シリンダが貫通ピストン・ロッドを備え、各ドラッグリンクが、この貫通ピストン・ロッドと操舵ギヤの端部と車両の操舵可能な車輪との間にそれぞれ配置される特徴を有する、請求項1による操舵リンク装置は、中間ドロップ・アームを省くことができ、それによってボール・ジョイントの数を減らし、同時に、従来の既知の中間ドロップ・アームのフレーム軸受の潤滑の必要をなくし、より少ない空間がリンク装置に必要であるという利点をもたらす。]
[0006] 本発明は、添付の図面を参照して以下にさらに詳細に説明される。]
図面の簡単な説明

[0007] 現状技術による、2つの操舵可能な前車軸を備えた車両の概略図である。
本発明の第1の実施形態による、2つの前車軸に操舵可能な車輪を備えた車両の概略図である。
本発明による、2つの前車軸に操舵可能な車輪を備えた車両の概略図である。]
実施例

[0008] 様々な図面の同様の部材は、同じ参照記号によって示される。]
[0009] 図1は、現状技術による、2つの操舵可能な前車軸4、6を備えた車両2を概略的に示す。車両2は、車両フレーム8と、車両フレーム8に取り付けられた操舵ギヤ10(たとえばサーボ操舵ギヤ)と、操舵ギヤ10に枢動自在に連結されたガイド・アーム12と、ガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置され、ドラッグリンク・アーム及びトラック・ロッド(図示せず)を介して車両の操舵可能な第1の前車軸4に配置された操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するように構成されるドラッグリンク14とを備える。第2のドラッグリンク16が、車両2の第2の操舵可能な前車軸6に配置された操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するように、ガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置される。この第2のドラッグリンク16は、中間ドロップ・アーム18、並びに、ドラッグリンク・アーム及びトラック・ロッド(図示せず)を介して車両の第2の操舵可能な前車軸6に付いた操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するように構成される第3のドラッグリンク20を介して連結される。ドラッグリンク16、20は、ボール・ジョイント22、24を介して中間ドロップ・アーム18に対して関節運動自在に配置される。中間ドロップ・アーム18は、さらに、車両2のフレーム8のブラケット26内に支持され、そこで、中間ドロップ・アーム18とブラケット26との間の軸受が潤滑を必要とする。操舵ギヤ10は、第1の操舵可能な前車軸4に付いた車輪を操舵するのに十分な力のみを有するので、補助操舵シリンダ28が、また、第2の操舵可能な前車軸6に付いた車輪を操舵するのに十分な力を与えるように、中間ドロップ・アーム18に既知の態様で関節運動自在に連結される。操舵ギヤ10は、車両2のハンドル30が一方の方向(たとえば左)に回転されると、ガイド・アーム12が前方へ動き、ハンドル30が他方の方向に回転されると、ガイド・アーム12が後方へ動くように配置される。ガイド・アーム12、ドラッグリンク14、16、20、及び中間ドロップ・アーム18は剛体である。車両2の前車軸4、6は、たとえば板ばねパッケージ(図示せず)又はエア・スプリング装置(図示せず)によって、車両2のフレーム8に弾性的に懸架されている。] 図1
[0010] 図2は、本発明の第1の実施形態による、2つの操舵可能な前車軸4、6を備えた車両2を概略的に示す。車両2は、車両フレーム8と、車両フレーム8に取り付けられた操舵ギヤ10と、操舵ギヤ10に枢動可能に連結されたガイド・アーム12と、ガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置され、ドラッグリンク・アーム及びトラック・ロッド(図示せず)を介して車両の操舵可能な第1の前車軸4に配置された操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するように構成される主ドラッグリンク14とを備える。第1のドラッグリンク32が、また、車両2の第2の操舵可能な前車軸6に配置された操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するようにガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置される。第1のドラッグリンク32が補助操舵シリンダ34の貫通ピストン・ロッド36の第1の端部35に連結され、第2のドラッグリンク38が補助操舵シリンダ34の貫通ピストン・ロッド36の第2の端部に連結されることによって、この第1のドラッグリンク32は、ドラッグリンク・アーム及びトラック・ロッド(図示せず)を介して車両の第2の操舵可能な前車軸6に付いた操舵可能な車輪(図示せず)を操舵するように構成される第2のドラッグリンク38に、貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34を介して連結される。ドラッグリンク32、38は、ボール・ジョイント40、42を介して貫通ピストン・ロッド36に対して関節運動自在に配置される。貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34は、ブラケット64によって車両2のフレーム8に堅固に固定される。貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34が、第2の操舵可能な前車軸6に付いた車輪を操舵するのに十分な力を供給する。なぜならば操舵ギヤ10は、第1の操舵可能な前車軸4に付いた車輪を操舵するのに十分な力のみを有するからである。操舵ギヤ10の力が十分でない場合に、第1のドラッグリンク32と、貫通ピストン・ロッド36を有する補助操舵シリンダ34と、第2のドラッグリンク38とを備える操舵リンク装置31が、操舵可能な前車軸6を操舵することを可能にする。操舵ギヤ10は、車両2のハンドル30が一方の方向(たとえば左)に回転されると、ガイド・アーム12が前方へ動き、ハンドル30が他方の方向に回転されると、ガイド・アーム12が後方へ動くように配置される。ガイド・アーム12、ドラッグリンク32、38、及び貫通ピストン・ロッド36は剛体である。車両2の前車軸4、6は、ばねパッケージ(図示せず)によって、車両2のフレーム8に懸架される。上述の既知の実施形態と比較すると、補助操舵シリンダ及び中間ドロップ・アーム及びそのフレーム軸受及びフレーム・ブラケットから構成される上述の既知のバージョンが、本発明による補助操舵シリンダ34及びそのフレーム・ブラケットに置き換えられ、それによってボール・ジョイントの数を減らし、同時に、中間ドロップ・アームの従来の既知のフレーム軸受を潤滑する必要をなくす。] 図2
[0011] 図3は、本発明による2つの前車軸4、6に付いた操舵可能な車輪44、46、48、50を備える車両2を概略的に示す。車両2は、車両フレーム8と、車両フレームに取り付けられた操舵ギヤ10と、操舵ギヤ10に枢動可能に連結されたガイド・アーム12と、ガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置され、ドラッグリンク・アーム52及びトラック・ロッド56を介して車両の操舵可能な第1の前車軸4に配置された操舵可能な車輪44、46を操舵するように構成される主ドラッグリンク14とを備える。第1のドラッグリンク32は、車両2の第2の操舵可能な前車軸6に配置された操舵可能な車輪48、50を操舵するように、ガイド・アーム12に対して関節運動自在に配置される。第1のドラッグリンク32が、補助操舵シリンダ34の貫通ピストン・ロッド36の第1の端部35に連結され、第2のドラッグリンク38が、補助操舵シリンダ34の貫通ピストン・ロッド36の第2の端部37に連結されることによって、この第1のドラッグリンク32は、ドラッグリンク・アーム58及びトラック・ロッド62を介して車両の第2の操舵可能な前車軸6に配置された操舵可能な車輪48、50を操舵するように構成される第2のドラッグリンク38に、貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34を介して連結される。ドラッグリンク32、38は、ボール・ジョイント40、42を介して貫通ピストン・ロッド36に対して関節運動自在に配置される。貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34は、ブラケット64によって車両2のフレームに、好ましくは堅固に、又は、代替として関節式に固定される。操舵ギヤ10は、第1の操舵可能な前車軸4に付いた車輪44、46を操舵するのに十分な力のみを有するので、貫通ピストン・ロッド36を備えた補助操舵シリンダ34は、第2の操舵可能な前車軸6に付いた車輪48、50を操舵するのに十分な力を供給する寸法にされる。操舵ギヤ10は、車両2のハンドル(図示せず)が一方の方向(たとえば左)に回転されると、ガイド・アーム12が前方へ動き、ハンドルが他方の方向に回転されると、ガイド・アーム12が後方へ動くように配置される。ガイド・アーム12、ドラッグリンク32、38、及び貫通ピストン・ロッド36は剛体である。車両2の前車軸4、6は、ばねパッケージ(図示せず)によって車両2のフレーム8に懸架される。上述のように、操舵リンク装置31は、したがって、第1のドラッグリンク32、補助操舵シリンダ34、及び第2のドラッグリンク38を備え、補助操舵シリンダ34は貫通ピストン・ロッド36を備える。第1のドラッグリンク32が、操舵ギヤ10のガイド・アーム12と貫通ピストン・ロッド36の第1の端部35との間に配置され、第2のドラッグリンク38が、車両の操舵可能な車輪48、50と貫通ピストン・ロッド36の第2の端部37との間に配置されることによって、車両の操舵可能な車輪48、50が操舵ギヤ10によって操舵されることが可能になる。操舵ギヤ10が車両2のどちら側に位置するかによって、ガイド・アーム12の動きを操舵可能な車輪48、50へと伝達するために、たとえば2つ以上のドラッグリンクを備えるトラック・ロッド又は中間ドロップ・アームである、さらなるリンク装置(図示せず)が、操舵ギヤ10のガイド・アーム12と第1のドラッグリンク32との間に配置されてもよい。] 図3
[0012] 主ドラッグリンク14及びドラッグリンク38は、それぞれの車軸4、6の跳躍する動きを吸収するように、それぞれのドラッグリンク・アーム52、58に、たとえばボール・ジョイントによって関節運動自在に固定される。]
[0013] 本発明は、ここでは、操舵可能な車輪を有する2つの前車軸を備えた車両に関連して説明されている。本発明を、操舵可能な前車軸及び操舵可能な後車軸を備えた車両、又は、操舵可能な車輪を有する3つ以上の車軸を備えた車両に使用することも可能である。操舵可能な車輪を有する車軸の数にかかわりなく、これらの車軸のうちの少なくとも1つ、好ましくは前から2番目が、本発明による操舵リンク装置を備える。]
权利要求:

請求項1
車両の操舵リンク装置であって、第1のドラッグリンク(32)と、補助操舵シリンダ(34)と、第2のドラッグリンク(38)とを備える操舵リンク装置(31)において、前記補助操舵シリンダ(34)が貫通ピストン・ロッド(36)を備えており、前記第1のドラッグリンク(32)が、操舵ギヤ(10)と前記貫通ピストン・ロッド(36)の第1の端部(35)との間に配置されており、前記第2のドラッグリンク(38)が、車両の操舵可能な車輪(48、50)と前記貫通ピストン・ロッド(36)の第2の端部(37)との間に配置され、それによって、前記車両の操舵可能な車輪(48、50)が前記操舵ギヤ(10)を介して操舵されることを可能にすることを特徴とする、操舵リンク装置。
請求項2
前記第1のドラッグリンク(32)が、前記操舵ギヤ(10)に枢動可能に連結されたガイド・アーム(12)に対して関節運動自在に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の操舵リンク装置。
請求項3
前記第2のドラッグリンク(38)が、ドラッグリンク・アーム(58)及びトラック・ロッド(62)を介して前記操舵可能な車輪(48、50)を操舵するように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の操舵リンク装置。
請求項4
前記第2のドラッグリンク(38)が、ドラッグリンク・アーム(58)に関節運動自在に固定されていることを特徴とする、請求項3に記載の操舵リンク装置。
請求項5
前記第1のドラッグリンク(32)及び前記第2のドラッグリンク(38)が、ボール・ジョイント(40、42)を介して前記貫通ピストン・ロッド(36)に対して関節運動自在に配置されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の操舵リンク装置。
請求項6
前記補助操舵シリンダ(34)が、ブラケット(64)によって前記車両(2)の前記フレーム(8)に固定されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の操舵リンク装置。
請求項7
前記操舵リンク装置(31)が、車両(2)の第2の操舵可能な車軸(6)に付いた前記操舵可能な車輪(48、50)を操舵するように構成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の操舵リンク装置。
請求項8
前記操舵リンク装置(31)が、2つの操舵可能な前車軸(4、6)を備える車両(2)の第2の操舵可能な前車軸(6)に付いた前記操舵可能な車輪(48、50)を操舵するように構成されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の操舵リンク装置。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-28| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111125 |
2012-02-22| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120221 |
2012-03-26| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120323 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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